つばの黄色いスニーカー

一度も会ったこともないあの人は、実はとても身近な人かもしれない。自分の足元だけ見て生きている時、わたしもあの人を不幸にしている、犯人かもしれない。

18歳少女の訴え

ちょっと前にFacebookで書いた記事。

3/10に、所属している団体の
活動発表がありました。

団体名は、

放射能から豊中の市民・子どもを守る会」

活動内容はその名の通り!(笑)
2011年のあの事故後に設立されました。
事故の初期は、豊中放射線量を測る
活動もしていたようです。
わたしは唯一の20代だし、とても少人数。
だけども、メンバーはみんな
熱い思いを持っている大先輩たちです。

この日は短い劇?みたいなのをしました。
わたしは兵庫県に避難している、18歳少女の役。

役と言っても、
その少女が実際に書いたメッセージを
そのまま読んだだけなのですが。

発表が終わり、会場を出ようとしたときに、
生まれて初めて「カンパ」をいただきました。

この少女のメッセージには、
ストレートな「訴え」が込められていて、
それを代弁できたのかな、
と嬉しくなりました。

たとえ伝わったのが、たった一人相手でも。

以下、そのまま書きました。

*****

私は震災当時、小学5年生でした。

母と中学2年生の夏に、兵庫県に避難してきました。今は18歳です。

震災から6年、避難してからは4年が経ちましたが、原発事故や放射能の問題など、私の中では何も終わっていません。

しかし、震災のことは年に一度、3月11日が近付いてくると報道されるだけになってきました。

日本の人々も忘れてきているのではないでしょうか。

そして私たちのような、自主避難をしている人たちのことも、忘れてきているのではないでしょうか。

そもそもそのような現状を知らない人もいるでしょう。

原発事故、放射能自主避難の問題は過去の問題ではなく今現在、そして未来の問題なのです。

自国のことに国民はこんなにも無関心になれるものなのかと、驚いています。

私は、みなさんに自分自身の問題として考えてほしいです。

最後に、日本の政治は"民主主義"なのでしょうか。

震災から7年が経とうとしている今、私たちに問われていることだと思います。

*****

この少女は今18歳。
震災当時、わたしはそのくらいの歳だった。

あの頃を思い返しても、
わたしはこんな風に世の中が見えていなかった。

"東京電力の" 爆発した原発が、たまたま自分の住む地の近くにあった。

彼女との違いはただそれだけ。
それだけで、全く違った10代を過ごしている、
いや、そうさせられている。

このメッセージを書いてくれた少女に感謝です。