つばの黄色いスニーカー

一度も会ったこともないあの人は、実はとても身近な人かもしれない。自分の足元だけ見て生きている時、わたしもあの人を不幸にしている、犯人かもしれない。

「この世界の片隅に」と、今の身の回りの風景

先日、「この世界の片隅に」を
二度目ですが、見に行きました。


f:id:tsuban:20180125225258j:plain


この映画は、戦前から戦後までが舞台です。
二度目に見て思いましたが、
序盤から"戦争の色"が徐々に色濃くなり、
気づいたら戦争どっぷり、
教育も日本万歳、お国のため、
絵を描くことも制限され、それもお国ため。
気づいたら自分も、巻き込まれ
大切な人を失う。

「無音のレクイエム」を見に行ったときも、
同じような恐怖を感じた。

私はどうしても、今の自分の身の回りが、
この映画「この世界の片隅に」や、
「無音のレクイエム」で似た背景に沿っている
ような気がしてならない。


海自「いずも」空母改修案 米戦闘機発着、給油も(東京新聞より)

http://amp.tokyo-np.co.jp/s/article/2018012190070158.html#click=https://t.co/JVpDKGnUbP

→" 有事の際などに米戦闘機を発着させ、戦闘に発進する際の給油などの米軍支援も行う。空母の保有憲法九条に基づく日本の専守防衛の立場を逸脱する懸念がある上、米軍の戦闘行動と自衛隊の活動が事実上、一体化する恐れも生じてくる。"

→"「攻撃型空母の保有は許されない」と説明。一方で「防衛のための空母は持ち得る」との見解も示している。
安保法では、朝鮮半島有事などの日本の平和と安全に重要な影響を与える重要影響事態が起きた際、戦闘中の米軍に、以前は法律で禁じていた(1)弾薬の補給(2)戦闘作戦のために発進準備中の航空機への給油と整備−を自衛隊が行えるようになった"




こんなことが自分の知らないところで
どんとん話が進んでいる。

原爆を二度も落とされ、
もしかしたらもっとひどい事態に
なってたかもしれない原発事故があって、
それでも米国と仲良く核の傘にいて
原子力をノリノリで輸出するぜっつって、
輸出先で事故あったら日本が保障します
なんて、とんでもないこと勝手に決めて。

私たちの税金を社会福祉に還元せず、
むしろもっと削減しようとしていて
原発の事故費用、軍費が上がる一方。

核兵器の恐ろしさを知っていて
核のコントロールの不可能さを
思い知っているこの国で、
人の立場に考えられる人であれば
足を洗うはず。

でも、政界のトップは自分の任期で
経済が良くなれば(一部の過半数が潤えば)
それで評価されると
自分たちがおじいちゃんになったら
もうどうでもいいと
これからの世代の人達がどんな目に
合ってもいいと
思っているようにしか見えん。


世界の核は消えていないのは間違いない。
けど、唯一の核兵器の被害国であれば
先頭に立って NO NUKES に励むべき。


とにかく政界がトップの味方で固められて
多数決でだけで決めるようじゃ
民意なんてクソみたいな扱いされている。

でなきゃ、

空間線量の基準値が20倍に上げられるなんて
とんでもないことはない。
福島のある地域に住んでる人であれば
これくらい被ばくしてもOKなんて、
とんでもない人権侵害だと思う。


全部つながっている。
知れば知るほど、嫌になる。


保養キャンプで出会った子ども達は、
原発事故より後に生まれた子達と
原発事故のとき小学生だった子。

私は彼らのために何ができるだろう。


つば