つばの黄色いスニーカー

一度も会ったこともないあの人は、実はとても身近な人かもしれない。自分の足元だけ見て生きている時、わたしもあの人を不幸にしている、犯人かもしれない。

手話と歌とダンスと。

手話エンターテイメント発信団oioi(おいおい)

f:id:tsuban:20180330035548j:plain

実は最近入会して、練習日や本番には
手伝いに行ったりしています。

でも、入会する前は、
「入会しても、できることってなんだろう、仕事の時間とか予測しにくいし、そんなのでみんなのためにできることってあるのかな」
って思って、しばらく入会をためらっていた。

でも、関わり続けたいし、
聞こえない人のことも手話ももっと知りたくて、
入会した。(だから変なタイミングになった笑)


そもそも、どうして出会ったのか。


Ubdobe関西のイベントに出演依頼をしたときに、
顔合わせみたいな感覚で、oioiメンバー数人と
飲み会をしたのが初め。

この時に会って話した、
ただそれだけで衝撃を受けた。

手話って、口の形や表情も必ず
ハッキリ表さないと、意味が通じない。
手話を使っている人たちからすると、
当たり前なのかもしれないけど、
わたしにはすごい光景に感じた。

わたしはその時まだ何にも手話がわからず、
表情や口の形をハッキリして話して、と言われた。

お互いの顔と顔を見合せて、
ハッキリした表情で表して、伝わるまで話す。

お互いに自分の思いを見せ合っているような、
自分を見せ合うような気がして、
その姿がとても素敵だったし、
自分もその中にいるのが心地よかった。

それから手話にもoioiにも興味が湧いて、
練習日に見学に行って、すごく楽しかった。
声なし合宿に誘ってくれた。
三日間、手話のできない私に、
みんなが歩み寄ってくれて、
お互いに努力すれば伝わるときがあった。
そして、終わってすぐ、
聞こえない人との壁を感じた。
言葉の壁だけではない、他のものを。

わたしはすごく驚いた。
悲しいのもあったけど、納得がいかなかった
という気持ちに近いかもしれない。

聞こえない人には
わたしがたった三日間で感じた壁以上の
深さがあって、純粋にそれが知りたいと思った。

そんなこんなで、
パフォーマーとしては予定がつきにくいから
無理だけど、やっぱ関わりたいし、
「応援したいから入会する」
っていう意味不明な理由で入会した。笑

入会して関わっていく内に、
聞こえない人のリアルを見聞きするようになった。
「自分も聞こえない人のことを知らなかったから、きっとみんなも知らないだろう」
と思って、聞こえない人、手話、oioi
もっと広めたいと思った。

パフォーマーではなくとも、
目標は同じバリアクラッシュ。
こんなたまにしか行けないのに、
パフォーマーになりたいなんて言ったら失礼だし、
今できることはこれだって思った。



そして今日は、
コンテンポラリーダンスの劇的ダンスGekidanと
oioiのコラボパフォーマンスがあった。


f:id:tsuban:20180330034654j:plain


手話×コンテンポラリーダンスである。

練習現場から本番までを見守ってきた。
化学反応のように、みんなが混じり合って、
普段は手話と無関係なダンサーさん達も、
ダンスの振り付けと一緒に手話を覚える。

コラボしたGekidanのメンバーさんで、
oioiと一緒に練習する中で
とても手話に興味を持ってくれた人がいた。
その人と話したとき、懐かしい感覚になった。

oioiと初めて会ったときに
わたしが感じた感覚に近いものを感じていた。
oioiが表す手話の表現力に魅力を感じ、
日常で手話を見かけると目を奪われると話す彼。
間違いなく、手話や聞こえない人に対しての
見方が変わったし、oioiが今までの活動で
培った底力のおかげだと思った。

そのとき、嬉しくなったと同時に
わたしの中で何かが変わった気がした。

聞こえない人やoioiのことを多くの人に
知ってほしい気持ち、応援したい気持ちは
少しも変わっていない。

けど、もう1つの「したい」が、
わたしの中でひょっこり頭を出した。

私も誰かを変える一員になりたい!と思った。
ただ手伝うだけではなくて。


そう思わせてくれるくらい、
めちゃんこ良い夜だったんです、ええ。

みんなかっこ良かったな~~(^^)人(^^)
コンテンポラリーダンスと手話の相性、
はんぱないですよ奥さん。

新しいわたしにもコンニチハできたし、
ありがたし、ありがたし。



手話エンターテイメント発信団oioiの詳細はコチラ!

http://www.oioi-sign.com/