つばの黄色いスニーカー

一度も会ったこともないあの人は、実はとても身近な人かもしれない。自分の足元だけ見て生きている時、わたしもあの人を不幸にしている、犯人かもしれない。

映画『1/10 Fukushimaをきいてみる』

『1/10 Fukushimaをきいてみる』上映会


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チラシ表

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チラシ裏


10月6日と10月7日に、
福島のドキュメンタリー映画を上映します。
(映画の詳細はこちらhttp://fukushima-ask.info/

わたしは1994年、大阪生まれです。
一年後、阪神淡路大震災がありました。
それから巨大地震や豪雨災害が続き、
最近では関西で珍しく巨大な勢力の台風。
と、言っている内に次は北海道で震度7

今、安否不明者もいる中で、
じわりじわりと増える死者の数は、
東日本大震災を思い出してしまいます。
一人でも多くの無事を祈るとともに、
被災した方々だけでなく、
大切な人の命が失われた方たちに
あたたかい生活が1日でも早く
戻ってくることを願います。

巨大な勢力を持った台風の直後に巨大地震
仕事中、吹き荒れる飛来物を窓から眺めながら、
こんなときに地震がきたら嫌だなと思っていた。
まさか本当に来るなんて。

自然に発生することが
待ってくれないのは当たり前。
わたしたちのタイミングなんて関係ない。
これは本当の「想定外」だと言えることだと思う。

自然の前で、わたしたちは無力だと言うけど
わたしたちを主で考えること自体
間違っているのかもしれない。
宇宙の変動、天地の誕生により、
奇跡的にプツプツと生まれたのが
生命なのであり、それがわたしたちなのであれば
わたしたちが無力であること、
天変地異を想定できないということ、
それも当たり前。

対して、かつておろかな人間が作った核兵器
一瞬の被害だけでなく、
じわじわと命をむしばむ核兵器
それとほぼ同じ原理でつくった原子力発電所
自然との共生よりも「効率」を重視し、
少数の尊厳よりも多数を優先する。
“核の平和利用”をお国の偉い人たちは認め、
わたしが生まれた頃には
たくさんの原発が当たり前のようにあった。

今回の北海道の震源は隠れ断層の、
今までの震源以上に地中奥深くだったという。
人間がわかっている活断層の上には
原発をつくらないと決められているが、
たまたま見つけられていない活断層
原発の下にあったらと思うと怖くて仕方ない。

自然のことは、想定しようがないことなんだから、
安全を断言して、事故が起きたら「想定外」と
豪語するのはめちゃくちゃなこと。
(しかし福島第一原発津波に関しては想定できていたが対策していなかった)
東日本大震災のあとの原発事故は、
そんなめちゃくちゃな人類が引き起こした
「人災」であることは間違いない。


『1/10 Fukushimaをきいてみる』


この映画は、最も直接的に影響をうけた人たちの
時がたった“リアル”な姿を映像に残した作品です。

ここには、いろんな想いや現状、考え方が
映し出されています。
お国の偉い人たちが公表することだけが、
全てではありません。

お国の偉い人たちだって、人間です。
誰が正しい、間違っている、と言う前に、
直接的に影響を受けている人たちの声に
耳を傾けたほうが、
より真実に近いのではないでしょうか。

わたしたちに本当に必要な情報は何なのか
見極める力を持つためには、
時に自ら行動せねばならないと思います。

一人でも多くの方がご来場いただけることを
願っています。


◆大阪上映会◆
日時:2018年10月6日(土)
17:30開場/18:00上映
【2017年度版】上映します。
場所:space korallion ※元café Slow Osaka
大阪市淀川区十三元今里2-5-17)
入場料:無料(1ドリンク1,000円)

◆京都上映会◆
日時:2018年10月7日(日)
①【2013年度版】
14:45開場/15:00上映
②【2017年度版】
17:30開場/18:00上映
場所:本町エスコーラ
京都市東山区本町8丁目97)
入場料:無料(1ドリンク1,000円)


◆連絡先◆
電話:080-1472-3763
メール:cha-5-mon@docomo.ne.jp
義岡 翼


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今年4月の南相馬訪問時の写真