つばの黄色いスニーカー

一度も会ったこともないあの人は、実はとても身近な人かもしれない。自分の足元だけ見て生きている時、わたしもあの人を不幸にしている、犯人かもしれない。

地上イージス

私はRPGのゲームが苦手です。
唯一最後までクリアできたゲームは
ポケモン(めちゃ古いバージョン)だけ。

でも、その他のRPGも少しやりました。
RPGって、だいたい戦略を考えて、
どうやったら極力ダメージを受けずに
相手を倒すか、頭を使います。
そして心臓に悪い。だからムリ。

少し、私の苦手なゲームの紹介。
自分がスパイになって、
悪の組織の親玉までたどり着き、
そいつを打ち負かすゲームがあります。
すごくリアリティのあるゲームで、
小型ミサイルや手榴弾も出てきます。

親玉までたどり着くまでに、
スポットスポットで色んな敵に
出会うわけですが、その道中でも
いっぱい見張りがいます。

道中で会う敵は大して強くないけど、
見つかると袋叩きにあうので、
ゲームオーバーになります。

見つかるまでのプロセスとして、
①見張りに見つかって知らん間に銃で倒される
②見張りに見つかって袋叩きになる
③監視カメラに映ってしまって袋叩きになる

これらを避けないと、
極力ダメージの少ない状態で進めません。
と、いうことは、「監視の目」を
まず潰してからでないと、
前に進めません。
誰もが、見張りを見つけたらまず倒し、
監視カメラを見つけたら故障させるでしょう。
このゲームの中なら。


http://www.sakigake.jp/news/article/20180214AK0028/

(秋田魁新報社より引用)

地上配備型迎撃ミサイルシステム
「イージス・アショア」(地上イージス)
秋田市山口県萩市が配備候補地になっている。

両市の

「地上イージスを設置すると
攻撃の標的にされるのではないか」

という声について。

"小野寺防衛相は「そのような声を報道で聞いている」とした上で、地上イージスは他国を攻撃する能力がないことから周辺国に脅威を与えるものではないと主張。「日本に対する弾道ミサイル攻撃を断念させる抑止力が大きく向上し、標的にされる危険性はむしろ減少すると考えている」と述べた。"


ここでゲームの話に戻る。
私の思考回路よりも広い範囲で
駆け引きに似た模索をして、
そういった結論になったかもしれない。

きっと、一国の未来を背負う人間の
思考は、今の私には計り知れないほどの
広い知識や幅広い視野で物事を
考えなければならない。

けど、普通に考えて、
「監視の目」に似たものを作ることで、
間違いなく何か起こったときは
相手は真っ先に潰してから
行動を起こすと思う。

そしてその"何か"起こったときの
"何か"は、米の挑発するノリに
日本もバリバリ乗ることによって
起こる可能性は十分にある。

いわば、一種の"おとり"のような地に
なるわけだ。
にも関わらず、標的にされる危険性は
むしろ減少する??
ほな、国会議事堂に地上イージスを
作れるんですかね?

そもそも、
「そのような声を報道で聞いている」
ってなんなんよ。
報道で聞かないと、そういう声は
出ないのですか?
そんな初歩的な意見が。

なんでだろう、国民を思うはずの
人間の発する言葉が
他人事かのような響きにしか聞こえない。

ゲームに例えて不謹慎と
言われるかもしれない。
けど、それくらい一人一人が
自分の目線に合わせて考え直して
疑問に思って、自分の考えを持ち、
政府の人間ではなく
国民が権限を握っているということを
思い出してほしい。

「不謹慎だ」と言われることを
恐れないでほしい。